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飲食店向けコラム

飲食店のリピーターを増やすために試したい対策8選

 

    【このコラムでわかること】

  • 飲食店経営でリピーターが大切な4つの理由
  • リピート率の計算方法
  • リピーターが多い飲食店の特徴
  • 飲食店でリピーターを増やすための8つの対策
  • リピーターを増やすために大切なこと

飲食店の顧客は、新規顧客とリピーター(既存顧客)の2つに大別されます。

店舗経営を安定させるには、新規顧客だけではなくリピーターの獲得も不可欠です。

この記事では、飲食店にとってリピーターが大切である理由や、店のファンを増やす対策も紹介します。
アフターコロナで転換期を迎えている飲食店経営を成功に導きたいとお考えの経営者様は、ぜひ本記事をお役立てください。

飲食店経営でリピーターが大切な4つの理由

客を出迎えるスタッフ

まずは、飲食店経営において、なぜリピーターが重要なのかをお伝えします。

理由➀集客コストがかからないため

飲食店経営でリピーターが大切である理由の1つとして、 “コストパフォーマンス”に優れている点が挙げられます。
リピーターは、少ないコストの投下で、大きな売上を生み出すことが可能です。
新規顧客と比較した場合、集客に必要なコストはわずか1/5程度で済み、マーケティングの世界ではこれを「 1:5の法則」とよびます。

リピーターの場合は、DMやクーポン発行など、継続的に来店してもらうきっかけ作りの施策が中心となるので、広告費をはじめとしたコストをグッと抑えられるのです。
一方で、新規顧客を獲得するには、チラシや広告などを制作しなければならず、多くの宣伝費が必要です。

店舗のリピーターが増えると、少ないコストで効率的に売上を拡大できます。

理由②売上が安定するため

コンスタントに来店するリピーターを獲得できれば、店舗の売上を安定させられます。
たとえば、1,000円のランチを週に2回食べに来るリピーターが10人いれば、月に8万円程度の安定した売上を見込めます。

反対に、店舗が話題を集め、一時的に新規顧客が増えたとしても、継続的に来店してもらえるかどうかは不透明なので、売上が安定する保証はありません。
そのため、来店者数における新規顧客の割合が多いと、売上の増減が激しくなる傾向があります。

店舗経営が“砂上の楼閣”とならないように、リピーターを増やして、収益の安定基盤を作っておきたいところです。

理由③売上がトレンドに左右されないため

リピーターには、トレンドに左右されにくいというプラス要素もあります。

一度、店の味やスタッフの接客サービスを気に入ってもらえれば、トレンドの変遷にかかわらず、コンスタントに店舗を訪れてもらえるでしょう。
リピーターが増えれば、世間の流行りに合わせてメニューの刷新や広告の打ち出しなど、必要以上のコストと工数をかけなくて済むので、経営を圧迫する心配もありません。

理由④リピーターが新規顧客を連れてきてくれる可能性があるため

リピーターの“口コミ”によって、新規顧客が増えるという副次的な効果もあります。

「あそこの店、美味しくておすすめだから今度行こう」といった具合に、リピーターが知り合いを連れてきてくれることも珍しくありません。

このように、リピーターを大切にしていると、そこから評判が広がり、店舗の来店者数が伸びていきます。

下記の記事では、客単価を上げる方法について解説していますので、あわせてご覧ください。
▶参考記事:客単価を上げる方法12選!【店舗経営者必見】

リピート率の計算方法

見積を見せる男性

リピーターを増やすためには、自店がどれだけリピートされているのかという点に着目してみることも大切です。

全来店者数のうち、どれだけ“リピートの来店”があったのかを表す数値をリピート率とよび、とある調査によると飲食店におけるリピート率の平均は77.5%との結果が出ています。

リピート率の求め方は、下記をご参考ください。

【リピート率の求め方】
リピート率(%)=一定期間のリピート来店者数÷累計来店者数×100

たとえば、当月のリピート率を求める場合、開店から現在までの累計来店者数がのべ1,000人で、当月200人がリピート来店した場合、リピート率は20%となります。

なお、よく似ている言葉に「リピーター率」という言葉もあり、これは全顧客数に占めるリピーターの数を指します。
両者を混同しないよう、注意しましょう。

リピーターが多い飲食店の特徴

美味しそうなケーキとドリンク

続いては、リピーターを獲得しやすい飲食店の特徴を紹介します。

自店のファンや“お得意様”を増やすうえでの参考にしてみてください。

特徴➀料理・ドリンクが美味しい

美味しい店は、リピーターが多くつきます。

飲食店であるからには、料理やドリンクのクオリティを追求するのが至上命題であり、顧客に「美味しい!」と感じてもらえれば、リピーターはおのずと増えます。

さらに、食欲を掻き立てる盛り付けや、独創的なラテアートなど、視覚的にも楽しめるよう、料理・ドリンクの見た目を工夫すれば、効果は倍増です。

特徴②コストパフォーマンスが高い

コストパフォーマンスの高い飲食店も、市場で人気を博しており、リピーターを多く抱えています。

たとえば、「安い、早い、うまい」で知られる、ファーストフードのチェーン店は、コストパフォーマンスが高く、リピーターを多く有する飲食店の1つです。

手ごろな値段で美味しい料理が食べられる店舗は、顧客から末永く愛されるでしょう。

特徴③接客の品質が高い

接客サービスによっても、店舗のファンを作れます。

「あのスタッフと話したい」という気持ちも、再来店への強い動機の1つです。
特に、バーや寿司店などの店舗は、カウンター越しに顧客と店員との濃密なコミュニケーションが交わされることが多く、ファンを作るチャンスでもあります。

リピーターを増やすうえでは、接客も、店の味やコストパフォーマンスと同じように、大切なものなのです。

下記の記事では、飲食店のマニュアルで盛り込むべき内容について紹介していますので、あわせてご覧ください。

特徴④店舗がきれい

清潔感のある店舗作りも、意識してみてください。

特にアフターコロナの市場では、以前より衛生面に気をつけている顧客も多いので、店内の清潔感は、改めて意識しておきたいところです。

飲食店でリピーターを増やすための8つの対策

パソコンをいじる女性

ここまで、リピーターを増やすメリットや、リピートされやすい店舗の特徴を紹介しました。

これらを押さえつつ、ここからはリピーターを獲得するための具体的な対策を解説します。

対策➀SNSで情報を発信する

SNSでの情報発信は、新規顧客だけでなく、リピーターの創出にも一役買ってくれます。

たとえば、店から足が遠のいていた顧客が、SNSで店舗のクーポン情報や限定メニューの情報を見つけ、それが再来店のきっかけになるというケースもあります。

SNSアカウントは、Webサイトとは違い、無料かつ手軽に開設できるので店舗のアカウントを作成のうえ、定期的に情報を発信してみてはいかがでしょうか。

対策②クーポンを配布する

クーポンの発行も、リピート来店のきっかけ作りとして有効です。

お得な情報が顧客の目に入れば、再度店舗を訪れてもらえるかもしれません。

対策③ポイントカードを発行する

ポイントカードの発行は、リピーターの獲得戦略として有効な手段です。

ポイント特典として、料理やドリンクの無料サービスを受けられるようにすれば、顧客の来店へのモチベーションも高まります。

対策④紹介割引を実施する

紹介割引も、既存顧客のリピート来店を促す効果があります。

紹介者側は、知り合いを連れて来ると割引特典を受けられるので、再来店のきっかけになります。
また、同時に新規顧客を増やす効果もあり、飲食店にとってはまさに一石二鳥の施策といえるでしょう。

対策⑤接客の品質を向上させる

先の段落でも触れたとおり、顧客に接客サービスを気に入ってもらえれば、リピート来店の確度が高まります。

丁寧で、好感を持てる接客を心がけるのはもちろんですが、頭一つ抜けたサービスのためには、さらに価値を付加しておきたいところです。

たとえば、顧客の嗜好や前回話した内容を忘れずに会話を展開したり、誕生日を覚えていたりする、という粋な計らいがあるとなおよいでしょう。

対策⑥店舗のオペレーションを改善する

顧客の視点に立って、店舗のオペレーションも今一度見直しておきましょう。

「料理が遅い」「店員が忙しくて呼んでもなかなか来ない」などのマイナスポイントがあると、顧客離れを招いてしまいます。

そのため、ホールとキッチンの双方におけるオペレーションの実態をチェックし、課題と改善の余地がないかどうかを考えてみてください。

たとえば、人員不足によって業務遅延が発生しているのであれば、業務工数の削減やスタッフの新規採用が急がれます。

対策⑦スマートな会計を心がける

会計は、スムーズに行いたいものです。

レジ付近に長蛇の列ができたり、現金以外の会計に対応していなかったりすると、顧客に対して無用なストレスを与えかねません。

自動釣銭機を導入すれば、釣銭の計算と用意を自動化でき、スマートな会計が実現します。
また、一連の会計の流れが、顧客のみで完結する「セルフ型」の自動釣銭機なら、店員と顧客との接触も発生しません。
そのため、アフターコロナで衛生面に人一倍敏感になっている顧客にも、安心して利用いただけます。

対策⑧食事・ドリンク・メニューの質を改善する

提供する飲食物やメニューの内容に問題がないかどうかや、顧客に響いているかを分析したうえで、必要に応じて改善することも検討してみてください。

料理やドリンクを美味しいと感じてもらえなければ、再度足を運んではもらえません。
また、ありきたりなメニューの内容だと、顧客にその店舗にいくべき必然性を感じてもらえないという懸念も出てきます。

どちらのケースも、改善のヒントは顧客とのコミュニケーションのなかに転がっているかもしれません。
「今日食べた○○は美味しかった」「△△というメニューはないの?」という顧客からのインプットを見逃さず、マーケティングの貴重な材料として、今後の参考にしましょう。

また、グルメポータルサイトをはじめとする、自店への口コミも、顧客の素の感想が知れる貴重なチャンスなので、ぜひ活用しておきたいところです。

下記の記事では、飲食店の集客アイデアについて紹介していますので、あわせてご覧ください。
▶参考記事:【経営者様必見!】飲食店の集客アイデア18選

リピーターを増やすために大切なこと

店舗経営会議の男女

ここでは、店舗のファンやお得意様を増やすための、エッセンスを紹介します。
ぜひ、リピーター獲得の戦略の指標としてみてください。

まずは「2回目」のお客様になってもらう

まずは、2回目の来店につなげるという目標を掲げてみましょう。

一口に“リピーター”といっても、来店回数や頻度はまちまちです。
初めて店舗を訪れた新規顧客に、再度訪れてもらうのは、実は簡単ではありません。
再来店をしてもらえるかどうかは、定期的に来店するリピーターになってもらえるかどうかの最初の関門といえるのです。

もし再来店につながれば、店の味や接客サービスをある程度気に入ってもらえたと考えてよく、その後定期的に来店するリピーターに成長していく期待が持てるといえます。

店舗の地力を上げる

クーポンやポイントカードの発行などの施策も大切ですが、店舗の地力を上げる努力は怠ってはなりません。

店の味や、「また来たいな」と思わせる気持ちのよい接客、快適に過ごせる店舗の雰囲気作りといった要素の合計値が、その店舗の真の魅力であり地力なのです。

下記の記事で、客単価を上げる方法12選!【店舗経営者必見】について解説しています。あわせて参考にしてください。

適切な施策を打って店舗のリピーターを増やしましょう

カフェで会議しているカフェ経営者

いかがでしたでしょうか。

本記事では、飲食店にとってリピーターが重要である理由や、増やすためのポイント、再来店してもらいやすい店舗の特徴を解説しました。

リピーターは集客のための投資コストが低く、また定期的な来店を期待できるので、飲食店経営を安定させるうえで重要です。
リピート来店してもらうには、店の味を磨くほか、クーポンの発行、また会計をスマートに行い、オペレーションを改善する努力が欠かせません。

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自動釣銭機のことを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

▶参考記事:自動釣銭機とは?メリット・デメリットや機器の選び方を紹介

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