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医療機関向けコラム

歯科医院に自動釣銭機を導入するメリットとは?選び方も解説

  • 【このコラムでわかること】
  • そもそも自動釣銭機とは?
  • 歯科医院に自動釣銭機を導入するメリット
  • 歯科医院に自動釣銭機を導入するにあたり押さえたい5つのポイント

近年、歯科医院をはじめとした医療機関で自動釣銭機の普及が進んでいます。
機器の導入に興味はあるものの「どのようなメリットがあるのかな?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、自動釣銭機の概要を解説するとともに、歯科医院に自動釣銭機を導入するメリットや、機器を選ぶ際に押さえたいポイントを紹介します。
自動釣銭機の導入にあたり、情報収集されている歯科医院の経営者様は、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも自動釣銭機とは?

自動釣銭機は、POSレジに接続して利用する機械で、会計の際に、現金の入金対応と釣銭の払い出しを自動で行います
硬貨や紙幣を投入するだけで釣銭が自動で計算されるので、会計の効率化に役立ちます。

なお、自動釣銭機を利用したPOSレジのタイプは「POSレジ+自動釣銭機」「セミセルフレジ」「フルセルフレジ」の3種類に分かれています。
タイプごとの特徴を表にまとめたので、確認してみましょう。

【タイプ別】自動釣銭機を利用したPOSレジの特徴

タイプ  特徴 
POSレジ+自動釣銭機 ・スタッフが機器に現金を投入して、払い出した釣銭を患者に渡す
セミセルフレジ ・診察券や受付票に印字されているバーコードをスタッフがスキャンし、現金は患者が投入する 

・レジ操作のサポート機能が搭載されているので、会計時間の短縮や教育コストの削減につながる

フルセルフレジ ・診察券や受付票に印字されているバーコードを患者が自らスキャンし、現金を投入して会計する

・スタッフの工数削減につながる

このように、レジシステムの種類ごとにそれぞれ特徴は異なります。
本体価格や搭載機能、操作性などを十分に確認したうえで、会計事務の課題を解決できると思えるタイプを選択するのが理想的です。

▶参考記事:POSシステムとは?導入するメリットやデメリットとともに紹介

自動釣銭機と自動精算機の違い

自動釣銭機とよく似た機器に自動精算機があります。
どちらも「会計時に機器に紙幣や硬貨を投入すると、現金の計数と釣銭の払い出しが自動で行われる」という点は共通しますが、性質がやや異なります。
自動釣銭機と自動精算機の主な違いは以下の通りです。

【自動釣銭機と自動精算機の違い】

自動釣銭機 自動精算機
会計時 フルセルフレジでの使用を除き、機器の一部操作をスタッフが対応し、現金の投入や受け取りは患者が対応する 機器の操作から釣銭の受け取りまで、すべて患者が対応する
機器のサイズ スタンドタイプだけでなく、コンパクトな卓上タイプもあるので、限られたスペースでも設置できる ほとんどがスタンドタイプ。基本的にサイズが大きいので、ある程度の設置スペースが必要
導入コスト 30万円以上 200万円以上

コストや設置スペースなどを考慮したうえで、希望条件を満たすものを選びましょう。

歯科医院に自動釣銭機を導入するメリット

ここからは、歯科医院に自動釣銭機を導入することで得られるメリットを紹介します。
以下の項目に魅力を感じられた方は、ぜひ導入をご検討ください。

メリット①レセコンと連携して業務を効率化できる

病院・クリニック向けのPOSレジの多くは、レセプトコンピュータ(以下、レセコン)との連携に対応しています。
会計の際に、診察券や受付票に印刷されているバーコードをPOSレジに読み取らせるだけで、レセコンから会計額が送信されるため、レジへの入力ミスを防ぐことができます。
また、電子カルテや予約システムに依存する部分ではありますが「会計後に、ステータスを自動で入金済みにする」「過去の未収を合算して請求する」といったことも可能です。
レセプト業務だけでなく、会計処理の工数が削減できるのは、非常に便利ですよね。

ただし、すべての機器がレセコンとの連携に対応しているわけではありません。
「自動釣銭機対応のPOSレジを導入したけれども、レセコンとの連携ができないタイプだった」といった事態に陥らないように、事前に機器の機能や性能は確認しましょう。

弊社が提供する小型自動釣銭機「Pay Cube」は、便利で使いやすい機能はそのままに、レセコンや電子カルテとの連携が可能なPOSレジに対応しております。
歯科医院をはじめとしたさまざまな医療機関への導入実績がございますので、安心してお使いいただけます。

医療業界への「Pay Cube」の導入実績については、こちらをご覧ください。

下記の記事で、レセコンについて解説しています。あわせて参考にしてください。

メリット②会計ミスを防げる

会計ミスが生じにくくなる点も、自動釣銭機を導入するメリットといえます。
特に、セラミックやインプラントなどの保険が適用されない治療の費用は高額なので、1回の会計ミスが大きな損失につながる可能性があります。
自動釣銭機は、機器に現金を投入するだけで釣銭が自動で計算される仕組みなので、紙幣の数え間違いや打ち間違い、渡し間違いの防止に役立つでしょう。

また、会計ミスは患者様からの不信感やクレームにつながり、歯科医院の評価・評判の低下を招く可能性もあります。
自動釣銭機を設置すれば、このようなトラブルを未然に防ぎ、歯科医院の健全な経営をサポートしてくれます。

メリット③患者様の待ち時間を短縮できる

自動釣銭機を導入して、患者様側で治療費を精算できるようになれば、回転率も向上します。
待ち時間が短くなることで、患者様の満足度向上にもつながるのであれば嬉しいですよね。
キャッシュレス決済やクレジットカード決済に対応している機器であれば、よりスムーズに会計を進められるはずです。

メリット④スタッフの負担を軽減できる

自動釣銭機対応POSレジの導入は、スタッフの業務負担の軽減にもつながります。
患者様ご自身が機器を操作するタイプ(セルフレジタイプ)なら、レジ業務の負担が軽減されますし、新人スタッフの教育コストの削減にも効果が期待できます。
また、「以前まではレジ業務を対応していたベテランのスタッフを、別のところに配置する」といったように、人材の配置転換や人件費の削減に役立つのもメリットです。

メリット⑤感染症対策になる

自動釣銭機を導入すれば、患者様とスタッフとのあいだでの現金のやり取りがなくなり、会話も必要最低限に抑えられます。
飛沫の飛散や、接触を介したウイルスの感染リスクを抑えられるので、感染症対策に効果が期待できます

5類移行後も油断できない新型コロナウィルスやインフルエンザの流行に対し、院内感染に不安を感じている患者様は少なくありません。
院内感染を防ぐうえでも、自動釣銭機の導入を検討する価値は大いにあります。

メリット⑥不正行為や盗難の防止につながる

自動釣銭機は、お金の入出金を自動で行うので、データの改ざんができません。
売上金と自動釣銭機の金額がずれることは基本的にないので、スタッフによる売上金の持ち出しや、釣銭の着服といった、内部不正の防止に効果を発揮します。

また、従来のレジスターやキャッシュドロアと異なり、自動釣銭機は自由にお金の出し入れができないのでセキュリティ性にも優れています。
機器の中の現金を取り出すにはロックを解除しなければならないので、外部からの盗難防止にも効果が期待できるでしょう。

下記の記事で、クリニック向けの自動釣銭機について解説しています。あわせて参考にしてください。
▶参考記事:クリニックに自動釣銭機を導入するメリットと選び方を解説

歯科医院に自動釣銭機対応POSレジを導入するにあたり押さえたい5つのポイント

歯科医院に自動釣銭機対応のPOSレジを導入するにあたり、どのような基準で機器を選べばよいのかがわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

導入してから「違う機器にすればよかった」と後悔しないように、機器の機能や性能、コストなどを総合的に確認したうえで、希望条件を満たすものを購入するのが鉄則です。

ここからは、歯科医院に合った機器を設置するために、押さえておきたいポイントを紹介します。

ポイント①レセコンとの連携

「業務の効率化を実現したい」「スタッフの業務負担を軽減したい」と思われるのであれば、レセコンとの連携に対応しているPOSレジを選びましょう。
レセコンに入力した情報を受付端末に共有するだけで精算ができるので、会計業務をスムーズに進められます。

なお、機器ごとに連携の方法は異なり、レセコンと直接連携するタイプや、会計情報が入っているバーコードを読み込むタイプなどがあります。

ポイント②コスト

自動釣銭機の導入時には、数十万円から数百万円単位のコストがかかります
既にお使いのPOSレジが自動釣銭機に対応している場合は、低い導入コストに抑えられますが、そうでない場合は、自動釣銭機対応のPOSレジに置き換える必要があるため、導入コストは高くなります。
また、一般的には、高性能であるほど、イニシャルコストとランニングコストが高くつきます。
貴院が抱えている課題を解決できる機器をいくつかピックアップしたうえで比較検討し、もっともコストパフォーマンスに優れるものを購入しましょう。

自動釣銭機の導入コストを抑える方法

自動釣銭機の導入は決して安い買い物ではないため、少しでも初期費用を抑えたいですよね。

短期間しか使わないのであれば、購入ではなく、リースあるいはレンタルで導入すればコストを抑えられます。
ただし、導入期間が長期にわたると、かえってコストが高くついてしまうので、購入時とリースやレンタルの費用面の比較は事前に実施しましょう。

国や地方公共団体から支給される、助成金・補助金制度を利用する方法も有効です。
自動釣銭機の導入時に活用できる助成金・補助金制度の一例を下記します。

【自動釣銭機の導入に活用できる助成金・補助金制度】

  • 働き方改革推進支援助成金
  • IT導入補助金
  • 小規模事業者持続化補助金
  • 事業再構築補助金
  • 業務改善助成金

助成金・補助金が適用される条件はそれぞれ異なるので、情報サイトなどで確認してみてください。

ポイント③操作性

患者様とスタッフの双方にとって使いやすい自動釣銭機対応のPOSレジを選ぶことは重要です。
使いやすい機器を導入することで会計をスムーズに進められるだけでなく、顧客満足度やスタッフ満足度の向上にも効果が期待できます。

ディスプレイの大きさや表示内容、レセプトとの連携方法などを確認したうえで、使い勝手のよい機器を導入しましょう。

ポイント④サイズ

自動釣銭機対応のPOSレジのサイズは幅広く、小型の卓上タイプから大型のスタンドタイプまで、メーカーからさまざまなタイプが販売されています。
受付カウンター内の設置スペースが狭いところに大型の機器を導入すると、動線が妨げられ、スムーズに動けなくなるおそれがあります。

患者様の快適性やスタッフの業務効率を下げないように、設置スペースのサイズを測ったうえで、無理なく設置できる機器を選びましょう。

ポイント⑤決済方法

現金払いだけでなく、クレジットカード決済やQRコード決済などに対応しているかどうかも確認しておきたいところです。
近年では、現金を持ち歩かない方も増えているので、さまざまな決済方法に対応しているを導入しておくと、会計のさらなるスムーズ化が叶います。

顧客満足度の向上にもつながるほか、釣銭の準備も少なくて済むので、レジ締めの業務削減や、防犯上のリスク軽減にも効果があります。

歯科医院に自動釣銭機を導入すれば業務効率化や会計ミスの防止などに効果が期待できる

いかがでしたでしょうか。

歯科医院に自動釣銭機を導入すれば、会計にかかる時間を短縮できます。
会計ミスによる金銭的損失や不正行為の防止のほか、感染症対策にも役立つので、安全かつ健全な経営をサポートしてくれます。

業務効率化やスタッフの負担軽減のための自動釣銭機なら「Pay Cube」をご検討ください。
レセコンや電子カルテと連携したPOSレジにも対応ていることにくわえ、使いやすさを重視したスリムなデザインになっているので、スペースを圧迫せず快適にご利用いただけます。

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